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2007年05月26日

「日本の青空」を観て

昨日は、「神戸市国保相談員学習交流会」に出席しました。会場からあふれんばかりの人で、 住民税や国保の負担軽減を行い少しでも良い制度にしていこうという熱気に満ち溢れていました。住民税・国保の減免制度の活用など、 私も日ごろご相談を受けていますが、体系的に勉強できて良かったです。夜は映画「日本の青空」を観ました。日本国憲法が、 GHQからの押し付けではなく、日本の憲法学者らのつくった憲法草案が全面的に取り入れられていく過程を丁寧に描いていました。ただし、 この憲法草案には軍事の条項も戦争放棄の条項もなかったそうです。言葉にできないということで、あえて書き込まれなかったようです。 この草案を基礎にGHQの原案ができます。そこで初めて憲法9条が書き込まれます。しかし、 政府の役人とGHQとの間で憲法の条文をどうするか激論になったのは天皇条項であり、 9条は議論にもならずすんなり通ったというくだりがありました。これは、戦後の日本人が二度と戦争は嫌だという気持ちが強かったためだと、 あらためて思いました。新しい時代の流れの中で、現憲法の平和条項は日本人の心とぴったり一致して受け入れられたのでしょう。 60年経っても色あせるどころか、ますますその値打ちが光り輝いている9条ができた過程を観て、さわやかな気持ちになりました。 多くの人に見て欲しい映画です。

投稿者 :kanazawa  |  2007年05月26日 22:36

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