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2006年07月30日

自治体学校に参加

名古屋で開かれた「自治体学校」に参加しました。多くの自治体労働者や地方議員が参加していました。私は、保育所民営化の問題で、横浜地裁の判決や全国の運動の経験を知りたいと思い「保育・子育ての制度改革と政策・運動の課題」の分科会に参加しました。午前中は、講師の先生の問題提起がありましたが、特に「認定こども園」の問題は、始めて全容がわかりました。「認定こども園」は、保育園と幼稚園を一体にしたもので、9月には都道府県・政令市で条例化されることになります。ここでは、職員の配置が保育園の配置より低い幼稚園の基準に合わせることができ、保育の質が悪くさせられる可能性があります。それ以外にも多くの問題をはらんでいます。条例化に向けて、私たちももっと勉強をしていかねばなりません。午後からは、各地の保育所民営化の反対運動など、多彩な経験が交流されました。特に印象に残ったのは、東京都練馬区の運動で、国連の子どもの権利委員会・委員のクラップマンさんと夫人を練馬に招き、保育の実態などを見てもらい交流したという内容でした。クラップマンさんは、子どもの権利という面から「政策の変更によって不利益が子どもたちに起こらないことをほしょうしなければならない」と発言し、練馬の現実は「この保障を見い出すことはできませんでした」と述べています。子どもの権利条約から見ても、保育所民営化は大きな問題があるとあらためて思いました。それにしても、一日中まじめに勉強し議論している自治体労働者、議員がたくさんいることに私自身大きな刺激をうけました。

投稿者 :kanazawa  |  2006年07月30日 08:35

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