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2006年05月28日

保育所民営化は誰のため?

公立保育所民営化を考える学習会に参加しました。まず、大阪の保育運動連絡会の方のお話を伺いました。大阪府では、高石市・大東市・ 枚方市で公立保育所の民営化は「保育所の入所選択権の侵害にあたる」として保護者たちが提訴しています。 高裁の判決で保護者に入所選択権はあると認められましたが、処分の取り消しを求める訴えは却下されています。大東市の裁判だけは、 損害賠償について認められました。さらに、先週だされた横浜市の裁判の判決は「公立保育所の廃止する旨の処分は違法である」としました。 大阪の裁判は最高裁で争われることになるそうですが、当たり前の保護者の願いが司法の場で認められる事を切に望みます。その後、 今年民営化された保育所の保育士さんや保護者のお話も聞きました。鈴蘭台北町保育所は「公立保育所のすべてを引き継ぐ」 と言っていたのに実際は全然違うこと。法人は自分のやってきた保育の中身で運営をやっているということが話されました。 考えてみれば法人が引き継げば、自分の保育理念で経営するのは当然です。でも親は公立保育所の保育が良いから選んできたのです。 神戸市のいう「すべてを引き継ぐ」なんて言うこと自体不可能なことでしょう。 来年民営化されようとしている保育所の保護者の皆さんには神戸市の言葉にだまされないようにしてもらいたいものです。 私たちは今年も皆さんと一緒になって民営化の不当性を議会で追求し続けます。

投稿者 :kanazawa  |  2006年05月28日 18:39

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