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2006年05月06日

教育基本法改正って必要?

教育基本法改正の動きが急になっています。この問題点は主に2点あると思います。1つは、 今の教育基本法が禁じている教育への国の介入をすすめるものとなっていることです。今の教育基本法は第10条で 「教育は不当な支配に服することなく、国民全体に対して直接に責任を負って行われるべきものである」とさだめています。 政府案はこの後半を削り「この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきもの」と書き換えています。これでは「国民のための教育」 ではなく「お国のための教育」に変える法律になってしまいます。もう1つ問題なことは、改正案では「教育の目標」に 「我が国や郷土を愛する態度」を盛り込んだことです。真の愛国心は、今の憲法と教育基本法の精神から充分に生まれてくるもので、 問題はそれらの法律が守られていないことからきていると思います。愛国心を書き込むことは、戦前の様に「右を向け」 といえばみんなが右を向く子ども達をつくることにならないでしょうか?それはいったい何を目指しているのか、 日本の戦前の歴史を振り返ればはっきりしています。わたしたちは、 歴史からしっかり学ばなければとんでもない間違いを起こすことになりかねません。

投稿者 :kanazawa  |  2006年05月06日 21:49

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