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2008年07月25日

都市計画審議会、あっさり決定していいの?

今日は、午後から都市計画審議会に出席しました。初めてこの審議会の委員になったのですが、びっくりしました。 都市計画審議会のメンバーは、学識経験者が10名、市会議員が12名、行政機関の職員が3名、市民代表2名で構成されているのですが、 議案について発言するのが議員だけだったのです。2件の議案を審議したのですが、 都市計画総局の説明が終わった後活発な論議がされると思っていましたが、どちらも議員が3~4名質問をしただけでした。私は、 地元の鈴蘭台幹線の計画決定の変更について、この間住民の皆さんと話をしたり調査した内容などで質疑をしました。この鈴蘭台幹線は、 昭和39年に都市計画決定されている道路です。44年経って、今回道路の幅を一部変更して造ろうというのです。この変更案について、 43件もの意見書が住民から出ていました。昭和39年以前から今の場所に住んでいた方で、 自分の土地が計画内に入っているとは知らなかったという人がたくさんいました。しかし、決定当時の詳細な図面が神戸市にありません。 それは絶対おかしいと思い、私は国や兵庫県に問い合わせ、結局兵庫県に今も図面が残っていることを知りました。情報公開でその図面を見ると、 なんと今計画決定されているところと、微妙に場所が違っているのです。神戸市はこれを「参考程度のもの」と言いましたが、 「参考でも図面の場所が違っているなんておかしいだろう。神戸市が兵庫県に提出した図面ではないか」と、強く言いました。都市計画決定した、 初めの前提が崩れてしまうことになるようなことです。ところが、学識経験者の人たちをはじめ、皆さん何の疑問も持たれなかったようで、 あっさりこの議案は賛成多数で決定されたのです。質問も何もされないことに、傍聴していた住民の皆さんは「なんというひどい審議会だ!」 と口々に怒りの声を出されていました。特に都市計画審議会は、法律上の審議会であり、もっともっと市民のチェックが必要です。

投稿者 :kanazawa  |  2008年07月25日 22:26

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