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2008年05月21日
保育所民営化裁判傍聴「民営化は何のメリットもなかった」

昨日は、神戸市立枝吉保育所の民営化によって、子供達や保護者が大きな痛手を受けたという、 損害賠償請求の裁判の証人尋問を傍聴しました。現在の保育所長(民営化後の)、保育士さんの証人尋問を傍聴しましたが、 子ども達が保育所民営化によってどれほど大きな心の傷を受けたか、あらためて理解しました。1歳児は、まだ言葉が十分に話せないため、 信頼できる先生達が突然いなくなって「噛み付き」がひどくなったそうです。このことは、今までも聞いていたのですが、 証人尋問によって改めてそのすごさがわかりました。数人の子どもが「噛み付き」がひどくなったんではなくて、 「ほとんどの子が噛み付きをする」異常な光景があり、保育士さんたちもどうしていいかわからなくて「呆然とする」状況が、 1ヶ月以上続いたそうです。こどもたちは、大好きな先生がいなくなって、とってもつらい気持ちだったんでしょう。4~5歳の子ども達は、 我慢に我慢を重ねている状況が見られたそうです。新しい保育士さんになじめなくて、結局退所せざるを得なかった子どもさんもいたそうです。 「保育所民営化は、子ども達に何のメリットもなかった」。裁判を傍聴して、つくづくそう思いました。 私が関わった鈴蘭台北町保育所のお父さん、お母さん、子ども達の姿が思い出されました。みんな保育所を守ろうと必死にたたかったけれど、 結局非情な神戸市は民営化を強行しました。今、大変な中裁判を闘っておられる皆さんに、頭が下がります。 頼りがいのある弁護団にも心からエールを送ります。私は、予算委員会で「お年よりも子どもも泣かす神戸市でいいのか?」問いましたが、 今も本当にそう思います。市長にこのことを問いたいと思います。
投稿者 :kanazawa | 2008年05月21日 10:20
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