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2007年06月18日
9条のつどいに参加
16日に、北区の「第2回9条のつどい」に参加しました。北区には6つの「9条の会」があり、日常的に講演会などもおこなっています。 昨年に続き、この6つの9条の会が協力して、9条のつどいを開かれたのです。弁護士の津久井進さんが、「憲法がなくなる? 国民投票法のカラクリ」と題して、お話をされました。今国会で成立した国民投票法は、102条の条文の法律ですが、 参議院ではなんと18もの付帯決議が(これから決めていく要望みたいなもの)つけられ、手続法としてのお粗末さと、 内容では手続法を越える問題が含まれていることがわかりました。津久井先生のブログで、この国民投票法について、 100人村にたとえて書いてあるのが紹介されました。印象的だったので、引用させてもらいます。
日本がもし100人の村だったら
憲法改正案の投票日に40人は、投票に行かず遊びに行きます。5人は、考えがあるけれどもあえて投票にいきません。25人は、 政府の改正案に賛成しました。24人は、政府の改正案に反対しました。5人は、よくわからないので白票にしました。1人は、 投票用紙を書き間違えてしまいました。
さあ、これで日本村は、戦争が出来る国になりました。村人の人権より、村の都合の方を優先する国になりました。法の支配が失われ、 村長が大きな権限を持つ国になりました。
とてもわかりやすいたとえです。憲法改正は、「有権者の過半数の賛成を必要とする」と通常考えられているのですが、 この法律だと100人中25人の賛成で憲法は変えられるんですね。先生は、このあとにどういうことになるのか、 私たちがわが事として考えること、具体的な想像力が大切だとおっしゃっていました。本当にその通りです。
投稿者 :kanazawa | 2007年06月18日 11:39
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