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2007年03月12日
社会保険病院のシンポ成功
社会保険病院を公的病院として守ろうというシンポジウムが開かれました。社会保険病院の労働組合の方、共産党からは衆議院の近畿ブロックの事務局次長の林さんが話をしました。今の医師不足の状況や公立病院の移譲・廃止・統廃合などが政府の方針でつくられたこと、今住民との共同の運動でこれらを打開できることなど、よくわかりました。私は市議会で請願を打ち切った議員の発言や神戸市の発言などを事実に即してお話しました。会場一杯の参加者で社会保険病院を公的病院として守っていこうという意気の上がったシンポジウムとなりました。
投稿者 :kanazawa | 2007年03月12日 11:07
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記事に対する意見、感想
感じたことは、相当労組には当局や議会筋から圧力がかかっているようですね。
それにしても、健保労組の人は、情勢認識が間違っていますね。「日本医師会が社会保険病院を潰せの圧力団体」のように、2回もいっていましたが、主敵を間違えていますね。
医師会は、自民党を支持したり、時に変なことをしますが、今、政府の医療費抑制政策による医療崩壊の中で、地域医療の中核病院がなくなることに危機感を持っており、社会保険病院つぶしの中心では全くありません。今は保険医協会も民医連も、病院長や医師会長との共同の道を求めています。共産党もそうですよね。
あの認識では、地域住民との共同は出来ないですよ。全国的に、医療労働組合の姿勢が、多分地域住民との共同が弱いのだと思います。
投稿者 :hm | 2007年03月12日
神戸でのシンポジウムでは、神戸中央病院の役割の大きさと、いかに地域からの要望が強いかが伝わり、元気を頂いきまた、責任の重さも感じました。
さらに、言葉の怖さと、人々の印象の違いにも、改めて気をつけなければならないことを実感いたしました。
社会保険病院への攻撃は、2001年の健康保険法の改悪・3割負担提案からはじまります。
そもそも、3割負担と社会保険病院の統廃合とは全く別の問題で一緒にすることがおかしいのですが、日本医師会総合研究所の前田由美子レポートで、国民負担の前に財源の見直しとして政府管掌健康保険からの社会保険病院等への整備費支出をやめ、社会保険病院を売却しその収入を保険料財源にあてるべきとの主張があり、当時の小泉総理の「三方一両損」理論で、国民には負担増を、医師にも受診抑制による減収を、国もその保有する施設(社会保険病院)の3割削減を求める流れになりました。
こうしたいきさつを「日本医師会の発言」と紹介し、医師会推薦の武見議員がその旗振りをしている事実を紹介したつもりでした。
しかし、地域の医師会は「社会保険病院が潰れたら困る」と意見書や陳情を行い、社会保険病院存続に協力をしていただいています。現在では、日本医師会にも社会保険病院の必要性については御理解を得ていると思います。
だからこそその事実をお伝えすべく地域医師会を含む全国からの意見書一覧を当日お配りした次第です。
地域から運動を起こしていくという方針のもとに3年以上のたたかいをしてきました。医師会にしても、議会にしても、住民から声があがることが重要です。
わたしたちの願いは、地域にとって必要な医療を提供し続けることです。そのために、社会保険病院だけでなく、地域医療を奪う政策や攻撃に対しては断固たたかって行きます。
投稿者 :大島 賢 | 2007年03月27日