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2006年12月27日

子どもたちが信頼できる学校になるように

あるお母さんからのご相談で、教育委員会に行きました。中学生のお子さんがクラブ活動にがんばっていたのですが、先生たちの対応の不十分さでクラブを辞め、学校にも行づらくなっているということでした。何度学校と話をしても、子どもの気持ちを考えた対応がなされず、一緒に教育委員会にいきました。お母さんの事情説明と学校側の対応してきた事情説明に食い違いも見られましたが、今後そのお子さんが先生たちを信頼して安心して学校に行けるように、教育委員会としてもきちんと対応したいと言う事でした。来年また学校と話し合いを持つこと、その場に私も同席することなど約束して帰りました。しかし、お母さんが私に相談されるまで約半年が経過しているのです。学校側と何度話しても「のらりくらり」とかわされ、そのうちお母さんもお子さんも、先生に不信感を募らせたということでした。その時間は、親子にとってとてもつらいものだったと思います。「もっと早く相談してくれれば良かったのに」というと、「内申点のこととか、いろいろ悩んだ。たくさんそんな人がいますよ」と言われました。子どもが学校で楽しく生き生きと過ごせるために、親も教師も手をつながないといけないと思います。率直に学校にも意見を言う、親同士話し合いを持つ、いろんなことをして改善が見られなければ教育委員会にも相談する、苦しんでいる子どもに寄り添って大人も行動することが大事ですね。相談されたお母さんは、本当に子どもさんのためにしっかり行動されていました。この問題を個人のこととして片付けるのではなく、苦しんでいる子どもたちがたくさんいること、そして子どもに信頼される学校になるように、大人たちのさらなる努力と協力が求められます。

投稿者 :kanazawa  |  2006年12月27日 23:22

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