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2006年12月11日

ワーキングプァーを見て

NHKのワーキングプァー2を見ました。二人の子どもさんを育てているシングルマザーは、昼間と夜のパートを掛け持ちしてがんばって働いても、手取りの収入は16万程度。家賃や必要なお金を分けると手元に残るお金はわずかでした。まだ小さい子どもたちも一生懸命お母さんを支えています。また若い女性も、給食のパートで月8万円の収入しかなくて、病気の父親をかかえて妹と二人で生活を支えていました。洋服のプレスの仕事をしている中小業者の経営者は、1年ごとに所得が100万ずつ減っていて、奥さんは二つのパートを掛け持ちしていました。高齢の夫婦は年金がなくて、空き缶集めをして月6万円の収入を得ていました。それだけが収入です。最後のためにと取ってある70万円の貯金があるため、生活保護も受けれません。今日本でこういう人たちが増えている実態に、「政治は何をしているのだ」と見ていて怒りがこみ上げてきました。この人たちは、怠けていてこういう事態になったのではありません。必死で働いていても、ギリギリの生活すら出来ない事態に追いやられているのです。しかも、こういう人たちがどんどん増えていくことは、日本経済にとっても大きな損失になるます。弱者を救済する施策、最低賃金を引き上げること、正規雇用を増やすことなどなど、政治がやるべきことはたくさんあります。一緒に見ていた家族は「これで美しい国なんてよく言えるな」と言っていました。政治をおおもとから変えるしかないと強く思った番組でした。

投稿者 :kanazawa  |  2006年12月11日 16:23

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