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2006年08月13日

神戸大空襲

「神戸空襲を記録する会」というところが、「神戸大空襲」という本を発行しています。神戸空襲のことを記録し、次代に語り継ごうということで、発行されています。この本は大変貴重な資料として、次代に受け継ぐ内容が豊富です。中学校2年の次男も、この本から社会化の宿題をしていました。1945年3月17日、5月11日、6月5日3回の空襲で死者5000人以上、神戸の市街地は東から西まで壊滅的な被害を受けたそうです。写真を見ると三宮や本町も焼け野原です。インターネットでも「神戸 災害と戦災 資料館」というのがあり(神戸市がつくっている)、調べることが出来ます。しかし、神戸市では神戸大空襲や戦争の資料館というものがありません。我々は、市民が平和について考え事実を知るためにも、インターネットだけでなく、平和資料館を作るべきだと、常々提案しています。戦争を知らない世代にも、平和学習など積極的に行える拠点が必要だと思います。お隣の大阪には、大阪府と大阪市が共同で「ピース大阪」というものを作っています。ビデオなども豊富で子どもたちも学習しやすいようにされています。ある著名なジャーナリストが、「大阪が自慢できる施設はピース大阪だ」と言われるのを聞いたことがあります。今のところ神戸市はお金をかけて資料館を創る気はまったくなさそうです。それにもまして、非核神戸方式の記念碑すら作らない、市民団体が記念碑を作るから場所を提供してほしいといってもこれをなかなか受け入れないという状況にいたっては、やるべきこともやらないのかと怒りさえ覚えます。今の神戸市の発想を変えないと、なかなか平和の問題も前進しそうにありません。

投稿者 :kanazawa  |  2006年08月13日 09:30

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