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2006年08月01日

市営プールで死亡事故・民間委託で命が二の次にされる!

埼玉県ふじみ野市の市営プールで、女の子が吸水口に吸い込まれ死亡するという痛ましい事件が起きました。心からご冥福をお祈りします。この事件をテレビで見たとき、「あっ、きっと民間委託してる!」と思いましたが、やはりそうでした。民間委託されているため、市の職員は事件の詳細について聞かれても、ぜんぜんわからないのです。市の施設でありながら、責任を持っていないのです。神戸市も、市の持っている約2000施設を、指定管理者制度というかたちで、数年でほとんど民間委託してきました。その中で、いままで市の職員や外郭団体の職員が責任をもってやっていた施設の運営を、経験のあまりない民間がやることになっているのです。それによって運営費などを削減しているのです。例えば、子どもたちの利用する児童館の運営も、地域団体に任すといって、経験のないNPOや、地域のふれあいのまちづくり協議会などに委託しています。そして、そこで児童館で働いた経験がないパート職員が雇われ、子どもたちの学童保育の指導員などをしているのです。私は、このことは公的責任の後退だと指摘をしてきました。実際に個人情報が流出したり、盗まれたりする事件が起こっています。その上今回の事件のように、命が危険にさらされることもあることを行政はしっかり認識すべきです。今回の事故から、神戸市の施設の安全性についても、再度点検が必要だと思います。民間委託で命が二の次にされてはたまりません。

投稿者 :kanazawa  |  2006年08月01日 10:04

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記事に対する意見、感想

民間委託は時代の流れだと思います。
チェック機構が大事なのでは?
と思います。
公務員を配置した場合の人件費は莫大ですから、

投稿者 :tutiryu  |  2006年08月06日

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