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2009年09月06日
ドメスティック・バイオレンス 加害者のケァの必要性

このところドメスティック・バイオレンス(DV)被害者の相談が立て続けにありました。警察や区役所と連携して解決できたケース、 本人が決断できずそのままのケース、とりあえず家族みんなで家を出る予定のケースなど、解決策は色々ですが、被害者の女性が「自分が悪い」 と思わされている場合が多いです。「あなたは悪くないよ。暴力をふるう夫が一番悪いよ。」というと、相談された方は「そうなんですね!」 と気づくようです。相談した女性は、周りの援助もあって立ち直ることができると思うのですが、実際に暴力をふるっている男性は、 自分の非に気づかないままということが多いと思います。自分の暴力(言葉の暴力も含めて)によって、家族を失う結末となるのですが、 果たして暴力が悪いこと・人の体だけでなく心まで傷つけていることに気づいているのでしょうか?そして、 彼をサポートしてくれる人はいるのか疑問です。暴力を行う加害者のケアをしっかり行わなければ、 DVはまた違う女性に対して行われる可能性が高いです。しかし、私たちはそこまで踏み込む権限もありません。DV被害者の身の安全と、 生活の立て直しを支援していくことは一番大切なことですが、どうもそれだけでは問題は解決しないなと思います。なぜ、 暴力によって人を支配しようとする男性が増えているのか、ここも問題です。
投稿者 :kanazawa | 2009年09月06日 23:01
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