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2008年05月12日
NHKスペシャル「社会保障が危ない」を見て

昨日放映されたNHKスペシャル「緊急報告・社会保障が危ない」は、今の国民の現実を映し出している番組でした。国保料が払えず、 緊急入院しても、入院費が払えないからと病院を抜け出し、再入院したときには手遅れの人。50代半ばでリストラされて、 正規雇用につけずたちまち生活が困難になる家族。脳梗塞で倒れ、後遺症を抱えながらもなんとかひとりで暮らす人は、 ヘルパーさんが支えでした。しかし、介護保険の見直しによって、ヘルパーさんの時間を減らされ、リハビリも受けれなくなります。「自立支援」 の名の下に、「自立」できなくさせられたのです。母子家庭で必死に暮らす親子は、母親の持病の悪化で生活保護を受けますが、 数年経つと打ち切られます。長女は定時制高校も退学し、働きます。長男も学校に弁当が持っていけず不登校になるなど、 悪循環が家族を襲います。一番かわいそうだったのは、次男が高校に入学したときです。制服が買ってあげられず、 知り合いから譲ってもらった制服を着るシーンでした。母親がすまなさそうに「これで学校に行ってくれる?」というと、次男は「うん」 と答えます。どこまでも子どもに我慢させねばならない母親の気持ちと、その気持ちをわかって素直にうなずく子どもの気持ちを思うと、 涙がとまりませんでした。母親は持病が悪化して、今は生活保護を受けれていますが、いつまた切られるかと不安がっていました。 国が社会保障をどこまでも削ってきたこと、雇用の形態を正規雇用から不安定雇用にしてきたことが、 こんなに国民の暮らしを不安にさせているのです。番組に出てきた人たちは、私達が日々相談を受ける市民の皆さんと重なります。 「こんな政治おかしい!」と、もっともっと言わなければなりません。
投稿者 :kanazawa | 2008年05月12日 20:21
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記事に対する意見、感想
最近、NHKスペシャルで何をやっているかチェックしていませんでした。
セーフティーネット・クライシス
~日本の社会保障が危ない~
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080511.html
【再放送】
2008年5月13日(火) 深夜 【水曜午前】0時55分~2時23分 総合
今晩、寝る間にタイマー予約しておいて、水曜の夜に見ることとします。
時々、いいものをやっていますので、ネットでチェックしておかねば・・・
投稿者 :きんちゃん | 2008年05月13日