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2007年08月15日

「夕凪の街 桜の国」を観て

お盆休みに、映画「夕凪の街 桜の国」を観ました。二つの物語が繋がりながら描かれています。子どもの時に広島で被爆した女性、 皆実が13年経って恋をします。皆実は、妹の死んだ瞬間が忘れられず、原爆で生き残ったことを罪に思い続け「うちは、 この世におっていいんじゃろうか?」と恋人に聞きます。原爆で生き残り、 いわれない差別や偏見の中で肩身の狭い思いで生きていかなければならなかった多くの人たちの気持ちそのものではないでしょうか?恋人は 「生きとってくれてありがとう」と答え皆実は幸せに包まれます。しかし、生きていたくても病が忍び寄り、 皆実は原爆症で亡くなってしまいます。もう一つの物語は、皆実の弟の娘七波が父親の後をつけて広島に行き、父や母、 祖母や叔母の皆実の人生を知って、自分の人生を考えるという物語です。これも、原爆の影響が今の時代にもつながっていること、 家族や兄弟の絆・愛情を温かく描き出していました。一発の原爆が幸せを奪い、 後々の世代まで影響を受けることをしっかりと描いた心に沁みる作品でした。

投稿者 :kanazawa  |  2007年08月15日 16:54

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