« 寒い中での市会報告 | メイン | 医師不足問題・政府交渉で国会に »

2006年11月27日

地域9条の会の取り組み

昨日は、地域の9条の会が、2周年記念として取り組んだ教育基本法「改悪」の講演に行きました。あいにくの雨でしたが、多くの人が参加していました。最初に、戦争中子どもたちがどんな歌を歌わされていたかを、音楽の先生をされていた方からお聞きし、一緒に歌いました。年代を追って歌ったので、太平洋戦争が始まったときは勇ましいメロディが多かったものが、戦局が怪しくなると暗い音楽が主流を占めるようになるのがわかり、子どもたちが学校で習う歌が、戦争を褒め称え、愛国心を煽りたてて行った様もよくわかりました。特に私が「えっ!」と思ったのは、昭和16年につくられた「日本」という歌の歌詞です。1番が「日本よい国、きよい国。世界にひとつの神の国。」2番が「日本よい国、強い国。世界にかがやくえらい国」というものです。他国より日本がえらい国なんだと子どもたちが教え込まれていったのです。今の安倍首相の「美しい国」という表現とあまりにも似ていて、ぞっとしました。こどもたちが、またこんな歌を歌わされては大変です。その後、名古屋大学の植田先生の教育基本法の講演を聞きました。愛国心の問題、教育の機会均等が変質される問題、子どもたちがさらに競わされる問題など、今の改悪の問題点を学びました。とりわけ法案10条では、「家庭教育」13条「学校・家庭・地域住民等の相互の連携協力」が新たに書かれ、自己責任、家庭の責任などが押し付けられるところは、いままですっと見過ごしていたため「これはひどいことになるな」と改めて勉強になりました。最後に先生は、「今教育基本法を変えてはならないという機運も盛り上がり始めているので、国会議員にメールやファックスを送ることなど、出来ることをしましょう」と呼びかけられました。私たち一人一人が行動を起こすことが大事ですね。今日は政府要請で上京します。国会の今の様子もブログで書きたいと思います。

投稿者 :kanazawa  |  2006年11月27日 06:11

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://jcp.j-weblink.com/blog/mt-tb.cgi/336

記事に対する意見、感想

記事に対する意見、感想をお願いします

MAILアドレスは必ず記入してください(公開はされません)




保存しますか?